こんにちは、Shimaco(@shimacotrip)です。
2025年のGWに、ウズベキスタンをタシケント→ヒヴァ→ブハラ→サマルカンドの4都市、9泊10日で個人手配で周遊してきました。
ウズベキスタンは「行きたいけれど、都市間の移動がよくわからない」という理由で後回しにされがちな国だと思います。実際、私も国内線の航空券がなかなか発売されず、直前まで日程が確定しませんでした。さらに鉄道の予約でも出遅れて、旅程を組み直すことになりました。
この記事では、実際に回った全10日間の日程・都市間の移動手段と所要時間・かかった費用を、失敗した点も含めてまとめます。個人手配で行きたい方の設計図として使ってください。
ウズベキスタン4都市周遊 全10日間の日程表
まずは全体像です。各都市の滞在日数と、都市間をどう移動したかを一覧にしました。
| 日程 | 滞在都市 | この日の移動 | 所要時間 | 宿泊地 |
|---|---|---|---|---|
| Day1 4/26 | タシケント | 羽田 02:00発 → 仁川乗継 → タシケント 13:35着 | 約11時間30分 (乗継時間含む) | タシケント |
| Day2 4/27 | タシケント→ヒヴァ | タシケント 13:30発 →✈️→ ウルゲンチ 15:00着 →🚗→ ヒヴァ | 飛行機1時間30分 +車40分 | ヒヴァ |
| Day3 4/28 | ヒヴァ | 終日観光(イチャン・カラ) | — | ヒヴァ |
| Day4 4/29 | ヒヴァ→ウルゲンチ | アヤズカラ遺跡ツアー → ウルゲンチへ移動 | 車で約40分 | ウルゲンチ |
| Day5 4/30 | ウルゲンチ→ブハラ | ウルゲンチ 09:20発 →✈️→ ブハラ 10:10着 | 50分 | ブハラ |
| Day6 5/1 | ブハラ→サマルカンド | ブハラ(カガン)駅 16:46発 →🚄→ サマルカンド 19:10着 | 約2時間25分 | サマルカンド |
| Day7 5/2 | サマルカンド | 終日観光 | — | サマルカンド |
| Day8 5/3 | サマルカンド→タシケント | サマルカンド 19:23発 →🚃→ タシケント 23:31着 ※アフラシャブ号が満席で特急を利用 | 4時間08分 | タシケント |
| Day9 5/4 | タシケント | 終日観光 → タシケント 22:25発 | — | 機内泊 |
| Day10 5/5 | 帰国 | 仁川 08:25着 → 乗継 → 成田 15:35着 | 約9時間 | — |
ポイントはヒヴァ→ブハラを飛行機にしたことです。この区間は鉄道だと6時間以上かかりますが、ウルゲンチ発の便を使うとわずか50分。ただしこの便は毎日運航ではなく、航空券の入手にコツが要ります。
かかった費用(一人あたり)
2名で旅行し、費用は折半しました。一人あたりの内訳は以下の通りです。
| 項目 | 金額(一人あたり) | 内容 |
|---|---|---|
| 航空券(大韓航空) | 約84,300円 | 東京⇔仁川 |
| 航空券(ウズベキスタン航空) | 約90,300円 | 仁川⇔タシケント+国内線2区間 |
| 滞在費 | 約147,400円 | 宿泊・食事・入場料・現地交通など |
| 合計 | 約322,000円 | 9泊10日 |
GWのハイシーズンかつ4都市周遊なのでこの金額になりましたが、現地の物価そのものは安く、入場料は1ヶ所あたり数百円〜1,500円程度、食事も一人1,000〜3,000円ほどでした。費用の大半は航空券です。
Day1(4/26)東京→仁川乗り継ぎ→タシケント
- 02:00羽田空港発
深夜発の便なので、前日のうちに空港へ向かいました。
- 04:35仁川空港(第2ターミナル)着
第1ターミナルへ移動して乗り継ぎ。別切り発券でしたが、入国せずエアサイドのまま乗り継げました。
待合スペースの椅子で仮眠を取りました。手すりがないので横になれました。フカフカで寝やすかったです。 - 10:25仁川空港(第1ターミナル)発
- 13:35タシケント空港着
到着後すぐにATMで現地通貨を確保。SIMは異なる会社がおすすめで、わたしはAiralo、この場合Beeline)、もう1人がUCELLのカウンターでeSIMを購入しました。
- 14:30ホテルにチェックイン
空港からは配車アプリのYandex Goで移動。
- 17:00ディナー(ジョージア料理 Pro.Khinkali)
ホテルからYandexGoで移動。ヒンカリとハチャプリが絶品。到着日でも軽く食べられるお店です。
- 18:30ホテルウズベキスタン・ティムール広場・ナヴォイ劇場
食後はホテルウズベキスタン周辺を散策。ソ連時代の面影が残るホテルウズベキスタンのバーで1杯飲んで、そのままブロードウェイを歩きました。
ナヴォイ劇場のバレエ公演を観るつもりでしたが、この日は公演がありませんでした。日程が合えば観たい方は、事前に公演スケジュールを確認しておくことをおすすめします。
日本からのアクセスと、仁川での乗り継ぎの詳しい手順は別記事にまとめています。別切り発券で預け荷物をスルーにする方法も書いているので、同じルートを検討している方はあわせてどうぞ。
Day2(4/27)タシケント→ウルゲンチ→ヒヴァ
- 午前ゆっくり朝食
前日が深夜移動なので、この日の午前はあえて予定を入れませんでした。
- 12:30タシケント空港(国内線ターミナル)着
国内線は出発1時間前到着で十分間に合いました。
- 13:30タシケント発 → 15:00 ウルゲンチ着
所要約1時間30分。この区間は比較的早く発売されるので、先に押さえておけます。
- 16:00ウルゲンチ空港からヒヴァへ(車で約40分)
宿泊するマドラサホテルに送迎をお願いしました。
- 19:00ディナー(Terrassa Cafe & Restaurant)
イチャン・カラを見下ろすテラス席。夕暮れ時が最高なので予約推奨です。
ヒヴァで泊まったヒヴァ旧市街のマドラサホテルは、城壁の中にある実際のマドラサ(神学校)を改装した宿でした。立地・雰囲気ともに満足度が高かったので、宿選びで迷っている方は参考にしてください。
Day3(4/28)ヒヴァ/イチャン・カラを1日かけて歩く
- 午前カルタ・ミナル、城壁めぐり
イチャン・カラは共通入場券で主要スポットを回れます。城壁の上は別料金でした。
- 午前イスラム・ホジャ・ミナレット
ミナレットに上れます。階段が急なので歩きやすい靴で。旧市街を一望できます。
- 12:00ランチ(Tea house Mirza Boshi)
旧市街の中にあるので、観光の合間に立ち寄りやすいお店です。
- 午後パフラヴァン・マフムード廟ほか
共通券で回れるスポットを順番に。1日あればイチャン・カラはひと通り見られます。
- 19:30以降夜景散策
日没後、イチャン・カラ内を夜景散策しました。
ヒヴァは2泊すると余裕を持って回れます。旧市街自体はコンパクトなので1日でも見きれますが、朝と夕方で表情が全く変わるので、泊まってこそ楽しめる街だと感じました。
Day4(4/29)アヤズカラ遺跡ツアー→ウルゲンチへ前泊
- 10:00アヤズカラ遺跡ツアー
Islambek Travelで事前予約。ヒヴァから砂漠の中の古代要塞へ向かう半日ツアーです。
- 17:00ウルゲンチへ移動、エアポートホテルにチェックイン
アヤズカラからヒヴァへ戻る途中にウルゲンチがあるので、そのまま降ろしてもらいました。
- 夕方ウルゲンチのマーケット散策
観光地化されていない、地元の人の生活が見える街でした。
ここがこの旅程で一番の工夫ポイントです。翌日のウルゲンチ発は9:20。ヒヴァから空港までは車で40分なので、ヒヴァに泊まると7:40には出発しなければなりません。
そこでアヤズカラツアーの帰り道にウルゲンチで降ろしてもらい、そのまま空港近くのホテルに前泊しました。移動が一切無駄にならず、朝もゆっくりできる組み方です。ヒヴァ3日目は主要スポットを見終わっているので、この日をツアーに充てるのがちょうどよいと思います。
Day5(4/30)ウルゲンチ→ブハラは飛行機で50分
- 08:20ウルゲンチ空港着
ホテルを8:00頃出発。エアポートホテルなのですぐでした。
- 09:20ウルゲンチ発 → 10:10 ブハラ着
フライトはわずか50分。鉄道なら6時間以上かかる区間です。なお、国内線は遅延が普通なので余裕を持って。
- 11:00ホテルにチェックイン
ホテルに送迎を依頼したところ無料でした。ブハラ空港から旧市街まで車で約15分。ブハラ駅(カガン)より街に近いのが飛行機の利点です。
- 午前〜午後カラーン・モスク、ウルグベク・マドラサ
旧市街は徒歩で回れる範囲にまとまっています。写真は夜のカラーン・モスク。
- 13:00ランチ(ラビハウズ)
池を囲むテラス席で。ブハラ観光の休憩スポットとして定番です。
- 午後アルク城
ブハラ・ハン国の城塞。街を一望できます。
- 16:30スパでリフレッシュ
連日の移動で疲れが溜まる時期。事前予約して組み込んでおくと快適です。
(メルキュールのスパを予約したところ、あまりよくなかったのですが…)
朝到着なので、ブハラ1泊でも主要スポットはひと通り回れました。ただしゆっくり過ごしたい方は2泊がおすすめです。
Day6(5/1)ブハラ観光→高速鉄道でサマルカンドへ
- 午前シトライ・モヒ・ホサ(夏の離宮)
旧市街から少し離れた郊外にあります。ロシア様式と中央アジア様式が混ざった独特の宮殿。
- 12:00ランチ(プロフセンター)
ウズベキスタンの国民食プロフは、専門店で食べると全く違います。
- 13:00チョル・ミナル、タキ・バザール散策
ドーム型のバザールで買い物。刺繍製品が豊富です。
- 15:45ホテル発 → 16:10 ブハラ(カガン)駅着
駅は旧市街から車で25分ほど離れています。Yandex Goで移動しました。時間に余裕を持って。
- 16:46ブハラ発 → 19:10 サマルカンド着
旅情をかきたてるカガン駅のホーム。この区間はアフラシャブ号も運行していますが、サマルカンドまでは鉄道で約2時間25分の区間なので、従来型の鉄道で旅情を楽しむのもありです!
- 20:00ディナー(パブストリート)
無濾過ビールが飲めるお店が並ぶエリア。ジューシーなラムをいただきました。
Day7(5/2)サマルカンド/終日観光
- 09:00シャーヒズィンダ廟群
朝9時ごろでしたが、人がたくさんいました。早起きできる人は早くいくのがおすすめです。
- 12:00ランチ(プロフセンター)
アフラシャブの丘の近くにあるプロフセンターへ。
- 午後レギスタン広場、グリ・アミール廟、ビビハニム・モスク
サマルカンドの主要スポットは市内中心部に集まっているので、1日で回れます。
- 19:30レギスタン広場の夜景(2回目)
昼と夜で全く印象が変わるので、両方見る価値があります。夕方から張り付いてましたが、飽きることがない…!
- 20:00ディナー(ホテルの屋上のレストラン)
ルーフトップ席は夜になると冷えるので、羽織るものがあると安心です。
Day8(5/3)サマルカンド→タシケントへ移動
- 10:00アフラシャブの丘・博物館
古代サマルカンドの遺跡。壁画の残る博物館とセットで見ると理解が深まります。
- 午前ウルグベク天文台、ホジャ・ダニエル廟
どちらもアフラシャブ周辺。まとめて回るのが効率的です。
- 13:00ランチ(Old City)
新市街エリアのレストラン。
- 18:20ホテル発 → 18:50 サマルカンド駅着
Yandex Goで移動。乗った特急には食堂車がないので、駅構内で軽食と飲み物を調達しました。
- 19:23サマルカンド発 → 23:31 タシケント着
本当は高速鉄道アフラシャブ号に乗る予定でしたが、予約に出遅れて満席。所要4時間08分の特急・2等座席車(一人約2,000円)になりました。アフラシャブ号なら約2時間10分です。理由は後述します。
- 23:40ホテルにチェックイン
到着日と同じコートヤード・タシケントに戻ってきました。タシケント駅からホテルまでYandex Goで約5分。駅からも空港からも近くて楽です。
この日はもっと早い便(17時台・18時台)もありました。観光を優先するか、ホテル着の時間を優先するかで選ぶとよいと思います。
Day9(5/4)タシケント/地下鉄めぐりと最終日の過ごし方
- 10:30朝食(タシケント・プロフセンター)
プロフは午前中で売り切れることがあるので、早めに行くのが正解です。
- 11:30地下鉄めぐり&チョルスー・バザール
タシケントの地下鉄は駅ごとに装飾が違います。2号線が特に見応えがありました。撮影も可能です。
有名な駅の写真は他のブログにも載っていると思いますが、画像はチョルスー駅のものでソ連みが強くてエモい!
- 13:40日本人墓地
第二次大戦後、この地に抑留された日本人が眠る墓地。ナヴォイ劇場の建設にも関わった人たちです。きれいに管理されていて、訪ねてよかったと思える場所でした。
- 14:15スーパーでお土産購入、パッキング
ドライフルーツなどはスーパーが安くて種類も豊富でした。
- 16:00ディナー(ジョージア料理 Pro.Khinkali)
初日に気に入ってリピート。深夜便前の腹ごしらえに。
- 18:30フライトに備えてシャワー
深夜便なので、出発前にシャワーを浴びられると機内が快適です。
- 19:50タシケント空港着 → 22:25 発
機内泊で翌朝に仁川着です。
タシケントは初日と最終日に分けて滞在しました。最終日を丸1日タシケントに充てられるのがこの日程のよいところです。深夜便なので、最後まで観光時間を使い切れます。
この日程を組むときのポイント5つ
① 国内線の航空券は発売タイミングを狙う
ウルゲンチ→ブハラの直行便は毎日運航ではなく、発売タイミングも読めません。私は毎日チェックして、発売に気づいたのが深夜。翌々日に購入したときにはエコノミーが売り切れていました。日程が読めない方は、現地の旅行会社に手配を依頼するのも手です。
② 都市間は「区間ごとに」最適な手段を選ぶ
| 区間 | おすすめ | 所要時間 | 理由 |
|---|---|---|---|
| タシケント→ウルゲンチ | 飛行機 | 約1時間30分 | 鉄道だと長時間。比較的早く発売される |
| ウルゲンチ→ブハラ | 飛行機 | 50分 | 鉄道は6時間超。空港のほうが街に近い |
| ブハラ→サマルカンド | 高速鉄道 | 約2時間25分 | 本数があり快適。駅までの移動時間に注意 |
| サマルカンド→タシケント | 高速鉄道アフラシャブ号 (満席なら他の特急) | 約2時間10分 特急は4時間08分 | アフラシャブ号は売り切れが早い。取れないと所要時間がほぼ倍になる |
③ 鉄道の予約開始は「60日前」。45日前と書いてある情報は古いです
これは私が実際に失敗したところなので、ぜひ気をつけてください。
ウズベキスタン鉄道のチケットは、以前は乗車日の45日前から予約開始でした。私もその前提でスケジュールを組み、45日前に予約サイトを見に行ったのですが——すでに高速鉄道アフラシャブ号は売り切れ。
調べてみると、予約開始が60日前に変更されていました。気づいた時点ですでに15日出遅れていたわけです。
結果、サマルカンド→タシケントはアフラシャブ号以外の特急を利用することになり、所要時間が2時間10分から4時間へ、ほぼ倍になりました。移動が夜だったのでまだ良かったものの、これが日中だったら観光時間を大きく削られていたと思います。
やっかいなのは、ガイドブックや個人ブログにはまだ「45日前」と書かれているものが多いことです。私もそれを信じていました。
対策はシンプルで、日程が決まったら60日前を過ぎる前にアプリを入れて、毎日チェックすること。アフラシャブ号は座席数が限られていて、GWなどの繁忙期は発売直後に埋まります。予約は公式サイト(eticket.railway.uz)かアプリから可能です。
※予約開始のルールは今後も変更される可能性があります。渡航前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
実際に乗った特急(2等座席車)はこんな感じでした
アフラシャブ号が取れなくても、他の特急で問題なく移動できます。参考までに実際のチケット内容と乗車した感想をまとめます。
| 列車 | 列車番号715(アフラシャブ号以外の特急) |
| 区間 | サマルカンド 19:23発 → タシケント(パッサジールスキー中央駅)23:31着 |
| 所要時間 | 4時間08分 |
| 座席クラス | 2B(エコノミー/冷房付きの座席車両) |
| 料金 | 179,250スム(一人あたり約2,000円) |
この列車に食堂車はありません。駅員さんに確認したところ「なし」とのことだったので、駅構内で軽食を買ってから乗り込みました。4時間乗るので、飲み物と軽食は必ず用意しておいてください。
もう1つ知っておくとよいのが、サマルカンド駅では30分ほど停車すること。出発の30分前から乗車できるので早めに座席に着けるのですが、停車中はエンジンを切っているのでエアコンが効きません。暑い時期は、発車ぎりぎりまでホームや駅構内で待つほうが快適かもしれません。
トイレは、においは気になりますが使えないレベルではありません。4時間乗車なので、我慢して使える程度と思っておけば大丈夫です。
④ 早朝便の前日は空港近くに泊まる
ウルゲンチ空港はヒヴァから車で40分。9:20発に乗るならヒヴァを7:40に出る計算になります。前泊にすれば移動の無駄がなく、朝も余裕ができます。
⑤ 移動が続くので、休息を日程に組み込む
4都市周遊は思った以上に体力を使います。スパやホテルのサウナを日程にあらかじめ入れておくと、後半まで元気に回れます。私はブハラとサマルカンドで組み込みました。
まとめ|ウズベキスタン4都市は9泊10日がちょうどよい
タシケント・ヒヴァ・ブハラ・サマルカンドの4都市を、移動を飛行機と高速鉄道で組み合わせれば9泊10日で十分回れます。今回は国内線のスケジュールの関係でブハラ1泊でしたが、2泊できればなぁと思いました。
そして鉄道は60日前、国内線は発売タイミングを毎日チェック。ここさえ押さえれば、私のように旅程を組み直す羽目にはなりません。
最後まで読んでくださりありがとうございます!それでは、良い旅を!
各都市の詳細は下記の記事にまとめています↓