こんにちは、Shimaco(@shimacotrip)です。
モロッコ旅行で移動をあれこれ考えていたところ、様々なハードルがあったので
思い切ってプライベートツアーを組み合わせてみたところ、ロードムービーのような旅になりました!
しかも季節は春。モロッコはお花の咲き乱れていていて、より素敵・・・!
この記事では、私が周遊したプランをご紹介します。旅の計画のご参考になれば幸いです!
※本記事は2023年4/5月当時の情報に基づいて記載いしております。
モロッコをどうやって旅するか
人気のスポットはモロッコの北から中央にかけて大きな円を描くように点在しています。
- 青い迷宮・シャウエン
- 迷宮都市・フェス
- サハラ砂漠・メルズーガ
- トドラ渓谷
- 魅惑の街・マラケシュ
港町・エッサウィラ※忙しくなりそうなので今回は諦めました。- 首都・ラバト
そんな訳で混載の周遊ツアーは数多く提供されていますが、ツアーは自由に旅している感が薄れるので、基本的にあまり好きじゃない。
しかし、公共交通機関で周ろうとすると、
- フェス⇔カサブランカ⇔マラケシュは鉄道がありますが、鉄道は事前にオンラインで切符が購入できないので現地に到着するまで予定を確定できない。
(旅程の後半の切符を現地で購入する分にはいいと思いますが、前半で予定崩れるのは嫌ですよね。) - 広い国土ゆえに長距離バスも発達していますが、変な時刻に運行されたりバスターミナルが中心地から結構離れているので所要時間が掛かるのがネック。しかも、ロードトリップの醍醐味の途中立ち寄りは難しい。
- 長距離タクシーは基本的に現地で交渉。
以上のようなことがネックになってしまい、公共交通機関での移動が不便な区間は思い切ってプライベートツアーを間に挟み込むことにしました。
プライベートツアーと類似した選択肢に事前予約トランスファーサービスもありますが、
・プライベートツアーと大差ないくらいの金額になること
・複数区間を利用する場合は複数の事業者に手分けして依頼という感じ
になるため、連続して移動しない場合には選択肢に入れてもいいかもしれません!
利用したプライベートツアーについて
今回利用した会社はプライベートツアーを調べていて偶然出会いました。
モロッコ・フェスにある「La Noria Travel」という会社さんです。
なんと、フェス在住の日本人女性、木村さんが運営する会社です。
記事から分かる誠実な人柄と工程のアレンジに柔軟にご対応いただけるようでTripadvisor等の口コミも良かったこと、ドライバーの質やツアーには快適な車を使用するという点にも惹かれて問い合わせをしました。
※詳しくはこちらで紹介されています。
すごく丁寧にご回答いただけました!
旅程の相談は全て日本語でメールもLINEもOKでした。
今回の周遊プラン
今回は以下の2つのツアー (※いずれも英語ドライバー) を組み合わせて工程をアレンジをお願いしました。
- 宿は既に予約していたため移動のみ手配をお願いしました。(※メルズーガのキャンプは手配していただきました。)
- ヴォルビリス遺跡はフェズ発マラケシュ着サハラ砂漠ツアーに入っていましたが、シェフシャウエン→フェスの移動中にあることに気づき、途中立ち寄りをアレンジして頂きました。
※メルズーガのキャンプは当初Booking.comから予約していたのですが、木村さんから宿泊予約サイト経由では往復送迎が別途掛かる場合があると親切に教えて頂きました。
キャンプに問い合わせてみると、やはり別途料金発生すると言われ (笑) 木村さんには相場くらいだと回答頂けて安心したのですが、ツアーで利用するキャンプの方が連携取りやすいのではないかと思い、既に予約したキャンプはキャンセルして砂漠キャンプも手配していただきました。
プライベートツアーを利用した区間は[★プライベートツアー]と記載しています。
※スマートフォンの方は画面を横向きにするとご覧頂きやすいです。
各都市の詳細はのちほど記事にしていきますので、全体の行程組みたてにご活用いただければ幸いです!
- Day1成田国際空港~ドバイ国際空港~モロッコ・カサブランカ空港
ラマダンにより出発時の機内は収集つかず (着席しない乗客がいたり指定された座席に座らなかったり) しれっとドバイ出発が遅延。
カサブランカ到着後は荷物が2時間くらい出てこず、アライバルで友人と待ち合わせたのは16時頃。shimacoちなみにイミグレで記入してくれるはず番号が空欄でした。
荷物出てくるのを待っている間にイミグレ通過後にチェックする係員にその旨伝えてイミグレを逆走して戻らせてもらい無事番号書いてもらいました。( イミグレ通過後に係員がチェックしてくれたのにノールックだったのね。)到着日はハッサン2世モスクの夕景/夜景を見に行きましたが、すごくドラマチックで美しかったです。
そのあとは映画「カサブランカ」のRick’s Cafeを再現したお店へ。
カサブランカで一切撮影していないカサブランカですが、映画の雰囲気が抜群に再現されていました。こんな感じで到着日のカサブランカ散策も楽しいのでおすすめです。
到着日にカサブランカ空港から出発することも可能ですが、北アフリカ路線は遅延も多いと聞きますので、個人的にはカサブランカに1泊して翌朝早めに出発することをおすすめします。
↓カサブランカの内容はこちら
※記事準備中 - Day2
★プライベートツアー1日目青の街・シェフシャウエン今日からプライベートツアーのお世話になります!
カサブランカの宿に9:30頃にドライバーの送迎が来ました。
事前にWhatsAppに到着時間の連絡がありました。
車はメルセデスで、HONDAのベルファイヤみたいな車種でした。
詳しくなくてすみませんがとにかく乗り心地のよい車でした。我々のドライバーはとっても気さくでユーモアもあり、ホスピタリティの高いモロッコ人のオマール。
旅行中基本的には同じドライバーがついてくれるので、仲良くなって道中の会話も盛り上がります。シェフシャウエンに向かいながら、スーパー(marjane)に寄ってもらったりランチ休憩をしながら、宿に16時頃に到着しました。
途中、景色の良いスポットでは車を停めてくれます。
ドライバーが事前にポーターの方と連携してくれ荷物を運んでくれました。
シャウエンは坂道な上に石畳なので、本当に助かりました!カスバ美術館の展望台から街を眺めて、その後は街を散策してから、夕日の時間に合わせてスペインモスクへ登り夕日鑑賞しました。
※記事準備中
- Day3
★プライベートツアー2日目シャウエン~ヴォルビリス遺跡~フェスシャウエンの宿で朝食を頂いた後は街中を散策。
街中は道が狭い上ので、結構混雑しています。シェフシャウエンは10時以降はツアー客が増えるので、人気のない朝はシェフシャウエンを満喫できるチャンスです。10:00頃にドライバーと昨日解散した駐車場で待ち合わせして、世界遺産・ヴォルビリス遺跡に向かいます。
※プライベートなので出発時間も自由に決めることができます。特にモザイクが綺麗な状態で残っていて素晴らしい遺跡でした。
フェスに行く前に、ムーレイイドリスに立ち寄りました。
ランチはオマールに「ローカルなお店か?観光客向きのお店か?」の2択でリクエストを聞いて貰たので、ローカルレストランをリクエストしてみました。
店の前の屋外のグリルでお肉を焼いてくれるBBQのお店へ。
煙モクモク。
モロッコに映えるレストランやカフェも沢山ありますが、飾らないモロッコを知る意味ではローカルレストランはおすすめです。おトイレは人によっては抵抗あるかもしれませんが、ドライバーに伝えておくと比較的清潔なドライブイン的なところに立ち寄ってくれます。
夕方、遂にフェスに到着!
shimacoモロッコで初のリヤド!
リヤドの中庭のプールサイドで夕食をいただきましたが、雰囲気最高で味も美味しかったです。
また、レストランでは飲めない場所が多いですが、リヤドではワインが頼めました!マラケシュでも同様だったのでお酒を飲みたいときは宿で食事するのがおすすめです。 - Day4
★プライベートツアー3日目フェス前日ドライバーより「フェス1日ツアー」をおすすめされて急遽申し込むことに。
ガイドが空いていれば前日でも申し込みOKだと思います。フェスはもちろん個人で歩いても楽しめると思いますが、GPSがあまり機能しませんので現地ガイドさんと一緒に周って各所で解説を聞くことで、フェスのみならずモロッコについてさらに理解が深まりました。
ツアー中にカフェラノーリアに立ち寄り、木村さんご本人とお会いしてお話できて良かったです!
観光から戻った後は事前に予約した宿のハマムへ。
- Day5
★プライベートツアー4日目フェス~メクネス~ワイナリー~ミデルフェスを出発しメクネスへ。
メクネスはちょうど市場がお休みで静かでした。逆によかったかもしれません。メクネス見学の後はローカルレストランでBBQランチして、13:00の予約に間に合うようにワイナリーへ。
shimaco砂漠ツアーは2泊3日の場合、フェスを出発して一気にメルズーガまで移動しますが、片道7時間ほどかかるので、乗っているだけでも結構大変。
3泊4日ツアーはゆとりを持って移動できるのでおすすめです!滞在したミデルは標高が高くて涼しい街でした。リンゴ農業が盛んらしく街の入り口のサインはリンゴでした。
- Day6
★プライベートツアー5日目ミデル~メルズーガ遂に今日はサハラ砂漠の街、メルズーガへ。
出発すると絶景の渓谷や雄大な砂漠地帯等、景色の良い道をドライブします。オアシスが点在しており、途中立ち寄りました。
こんなカッコいい渓谷も。
実はメルズーガに近いエルラシディア空港とカサブランカ空港は定期便が就航していて、カサブランカからはショートカット可能ですが、早朝か深夜の1日2便で逆に不便な感じでした。
また、マラケシュやフェスから直行便が就航すれば便利だなと思う反面、景色が良いので、仮に飛行機でショートカットできたとしてもロードトリップを楽しんでほしいと強く思います。メルズーガでは約2時間、ラクダに揺られてキャンプサイトまで。
ラクダ酔い (Camel Sick) になりました。
残念ながら夕日は曇っていて見られませんでしたが、砂漠の壮大さを感じました。宿もシャワー・トイレ完備で快適でした!
メルズーガのキャンプサイトはSahara Stars Campへの宿泊を予定していたのですが、Beldi Campという別の宿になりました。
後から知ったのですが、砂漠ツアーではキャンプサイト同士で運営を集約しているらしく今回は提携先に案内されたようです。
Sahara Stars CampのInstagramによるとワインを提供していたのですが、今回宿泊した宿ではお酒が提供されず。こんなこともあります。※
- Day7
★プライベートツアー6日目メルズーガ~トドラ~バラの谷~ワルザザートまだ暗い早朝から気象して、近くの砂丘に朝日鑑賞へ。
昨日の夕日は曇りでしたが、この日はバッチリ晴れて綺麗な朝日を鑑賞できました。shimacoメルズーガはモロッコで最も楽しみにしていた目的地の一つなので
帰りは4WDでドライバーとの待ち合わせポイントまで向かいます。
今日は移動中トドラ渓谷やバラの谷に立ち寄ります。
トドラ渓谷は水辺がとても気持ち良かったです。
バラの谷も素敵でした、、、!
この日はワルザザートの手前の街でカスバホテルに1泊します。
- Day8
★プライベートツアー7日目ワルザザート~マラケシュ遂に最終日。ホテルの近くのカスバを見学した後、アイトベンハッドゥへ。
アイトベンハッドゥでは「グラディエーター2」のコロッセオのセットが上から見ることができました!
オマールから比較的舗装された道と景色のよい旧道どちらがよいかリクエストを聞かれて、もちろん「シーニックロード」にしました。絶景の連続。
17:00過ぎ頃にマラケシュの宿近くまで送ってもらい、ここまでお世話になったオマールとハグしてお別れしました。
- Day9-12マラケシュ
ゆっくりマラケシュ滞在。
※詳細は後ほど別の記事でご紹介します! - Day13マラケシュ~カサブランカ~ラバト
マラケシュからカサブランカまでONCF (鉄道)にて移動。
2等はコンパートメント車両で、ヨーロッパでよく乗るタイプのものです。座席指定して購入するはずなのになぜか立っている人がいるのは解せませんでした。
昼頃にほぼ定刻通り到着し、今夜私が宿泊する宿に3人分の荷物を置いて、中央市場へランチに。
ランチ後、宿で友人の分の荷物をピックアップして、そこからタクシーで友人はカサブランカ空港へ。私はもう1泊します。
電車で1時間くらいということでCasa Portからラバトに向かいます。
翌日はいよいよ帰国。
費用
プライアベートツアーに掛かった費用は3人で17,100mdh (当時のレートで約22万円)でした。
以下が内訳です。
3人参加で割安になっているのもあるけど、1人7万円でとっても満足の内容でした!
- ツアーのみ (宿手配無し) 13,000
- 砂漠3名用キャンプ手配 (往復送迎込) 2,400
- 1週間前に出発地をラバトからカサブランカに変更 500
- フェス1日観光 1,200 (@400×3)
申込時に申込金 (20%)を支払います。
クレジットカードの扱いがありませんので、申込金は日本国内の口座に振込します。
残金は同じように口座振込もしくは、現地窓口にて現金にて支払います。
木村さんには現地で両替した方がレートが良いと思うと勧められましたが、20万円強を街中のATMで下ろして持参するのは勇気が要りましたので、レートは良くないかもしれませんが口座振込にしました。
以上、ご参考になれば幸いです!
それでは良い旅を!