イタリア、ラピュタの舞台と噂される天空の街、チヴィタへローマから日帰り旅をする。

イタリア
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こんにちは、Shimaco(@shimacotrip)です。

ラピュタの舞台と噂されているイタリア・チヴィタ。崖の上の小さな街はまさに天空の城。
ずっと行きたい場所のうちの一つでしたが、ローマから日帰りでいけることもあり、今回のイタリア・マルタ旅で実現したので、行き方などをご紹介していきます。

Shimaco

ローマ滞在も短いのに欲張りな性格で、例のごとく詰め放題な旅程になってしまいました!

アクセス

ローマから

ローマ・テルミニ駅から出発します。
オルヴィエート駅からのバスの本数も多くないので、往復を考えると朝早い方が良いのが良いと思います。
また、11時頃には観光バス団体ツアー客が押し寄せてきますので、朝はゆっくり観光できます。

また、私たちは夕方からのバチカン美術館の予約に間に合うよう往復しないといけないのでこの時間になりました。

Shimaco

今思えば、いくら何でもメイン級のイベント(チヴィタ・バチカン)を2つ詰め込むのもクレイジー。

出発ホームは1estというちょっと変な場所にあるので注意が必要です。
Tripadvisorにも迷った!という書込みが何件もあったので、きっと迷うのだと思います。

実際、私も1本乗り遅れました。汗

知らなくて大分焦って人に聞きながら辿り着いたのですが、具体的な場所はテルミニ駅の入り口を背にして、platform1の左側の通路を奥に進むと到着できます。

ローマ・テルミニ駅の公式HPの見取り図を引用して説明を入れてみましたので、ご参考にして下さい。

https://www.romatermini.com/it/map/#より引用

こちらのサイトには550mもあると書かれていました。驚き。

切符は券売機でもウェブでも購入できるますが、近郊線は割引がないので当日購入でも問題ありません。
しいて言うなら、ウェブ購入は券売機前で財布を出さないで良いことですが、ローマは思いのほか安全だったので券売機の前で財布出していました。

オルヴィエートから

無事、1estに辿り着いて電車に乗って、ローマを抜けると山岳風景が広がります。
あぁイタリアって山多いんだなぁとぼんやり眺めていると、約1時間でOrvieto駅に到着します。

バスの時刻表

オルヴィエートからはバス(COTRAL社)で移動します。
時刻表はmoovitというサイト(もしくはアプリ)で確認することができます。

さて、事前情報でバスの時刻表を調べていたので、バスチケットを購入します。

Shimaco

「バスチケットは駅の売店で買う」という事前情報を得ていましたが、どの売店なのか不明でした。

改札出てすぐのキオスクは違いました。

改札を出て、右に曲がって突き当りまで進むとあるカフェを併設した売店で購入します。
ただし、購入しようとすると、

バス内で買って

と言われました。
同じような日本人が何組かいました。

目的の青いバスが登場し乗り込んだのですが、ドライバーのお兄さんから売店でチケットを買えと言われました。
売店での経緯を話すと運転手が降りて、売店のお兄さんと何やら会話を始めました。

なんと、売店のお兄さんが引き出しの中から在庫を取り出し始める

Shimaco

持ってんのかい。

チケット購入は片道のみで、支払いは現金のみでした。(金額思い出したら追記します。)
バスは結構な山道を行くので酔い止めがあった方が安心かもしれません。

バス停から

55分ほどバスに揺られて、終点のBagnoregioに到着します。

チヴィタに行く前に帰りのバスチケットが買える噂の売店を探します。
「そのへんの売店」という超ざっくりの事前情報を頼りに居合わせた日本人同士で見つけました。

正確に言うと旅慣れた夫婦の奥様が機敏に探してくれたのにありがたくコバンザメさせていただきました。

あまりチケット売り場の場所を書いた記事がないので、場所を貼っておきます。ピンを立てたところで、バス停からの経路を示しています。
ついでにストリートビューも貼っておきます。

※2019年4月当時の情報ですので、現在は変わっている可能性があります。

帰りのチケットを購入し、あとはチヴィタの文字に従って真っすぐ進みます。
約20分でチヴィタ全景を見渡す展望台が見えてきます。

朝の段階では曇っていましたが、天空の城が佇んでいます。

残念ながら朝は雲っている

崖の上のイタリアのよき田舎町

展望台の階段を下りて、橋の手前に受付があるので入場料を支払います。
クレジットカード可です。

  • €3 平日
  • €5 土日祝

営業時間:8:00AM~8:00PM
※村に宿泊する際はこの限りではないと思います。

村なのに入場料いるの?と思われるかもしれませんが、チヴィタは孤立した陸の孤島であり、長い橋のみが陸地とつながる唯一の手段で住んでいる人も少ない、いわば限界集落です。

入場料は村の維持管理に充てられるようで、今後もこの素敵な天空の城を残すため、寄付の気持ちで入場料を払いましょう。

橋は結構急な坂でした。チヴィタの街に到着した10時頃は風が強く寒くて、いったんはカフェで暖を取ることにしました。

チヴィタの門を抜けたあたり

11時頃になると晴れて風も落ち着いたので、散策開始すると町並みが本当に可愛い

レストラン、花がきれい

街は小さくて1時間もあれば十分に回れてしまいますが、歩いてても飽きない感じだと思いました。

メインからはずれた通り

観光バスで訪れている日中韓の観光客がそれなりにいて、ほどほどに混んできました。

ただ、11時頃から観光バスで団体客が押し寄せてくるので、ゆっくりできない感じではあります。

遠景が見渡せるスポットも
遠景が見渡せるスポットも

さて、名残惜しいけどローマに帰らなくてはいけないので、橋を渡って振り返るとチヴィタの勇姿が見えます。

晴れてきてよかった。展望台からは素晴らしい景色が望めました。

無事、帰りのバスを拾ってオルヴィエート駅まで戻れました。
オルヴィエートの街も可愛らしく、近郊にはワイナリーもあるのですが今回は時間がなくて見送りました。

Shimaco

オルヴィエートはフィレンツェに向かう路線沿いにあるので、ローマからフィレンツェに向かう途中で途中下車して、オルヴィエートに1泊するのも良いかもしれないと思いました。

イタリア・ローマに行かれた際は是非、天空の城チヴィタを訪れてみてはいかがでしょうか。参考にしていただければ幸いです。

以上、最後まで読んで下さりありがとうございます!