ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、サラエボ。トルコの影響を受けたエキゾチックな街。

ボスニア・ヘルツェゴビナ
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こんにちは、Shimaco(@shimacotrip)です。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、サラエボ。旧オスマン・トルコ領であり、トルコの影響を受けてモスクが多く、お祈りの時間にアザーンが響き渡る街は 我々が想像する欧州とは全く異なるエキゾチックな世界が広がっています。

(2018年当時は、)トルコがテロの影響で観光客激減していましたが、トルコに代わるデスティネーションとしてサラエボが人気を集めていたようです。(現地発の内戦跡をめぐるツアーの現地ガイド談)

アクセス

飛行機で

日本からサラエボへ直行便はないため、欧州の都市の軽油便となります。

今回はハンガリーのブダペストからハンガリーの航空会社Wizz airでサラエボまでやってきました。(ピンクの機体が可愛い!)帰りはアドリア航空のスロベニア・リュブリャナまで行きました。

そんな感じで周辺国からは飛行機で1時間くらいで簡単にアクセスできます。

空港から中心地へ

中心地へはエアポートバスが運行しています。1人5KMで、頻度は1時間に1本くらいです。
荷物は1つ23kgまで。2つ目の荷物が23kgを超過する場合は、もう一人分の運賃を支払うみたいです。

私は今回はホテルが送迎込みだったので、そちらを利用しました。

見どころ

旧オスマン・トルコ領なのでトルコの影響が強く、(イスタンブールは空港から出たことありませんが、)恐らくイスタンブールのような雰囲気です。

バシチャルシヤ

旧市街の中心は噴水(セビリ)を中心に広がるバシチャルシヤ

レストランやお土産屋さんも並び多くの人で賑わいます。この中心地からもモスクのミナレットがいくつか見えますが、他にも沢山のモスクがあります。お祈りの時間にはアザーンが街中に響き渡ります。

訪れたときは5月上旬のレイバーデイでドラッグスアのdmが開いてなかったのですが、バシチャルシアのグローサリーが開いていてめっちゃ助かりました!日用品が必要な場合はこちらへ。

朝早い時間は人がまばらで鳩の方が多いくらい。静かな時間にお散歩もおすすめです

細い路地

たくさん細い路地があるのですが、どれも魅力的です。そんなに危ない雰囲気はないので、様子を見て路地を散策してみると新しい発見があるかもしれません。

ガジ・フスレヴ=ベグ・モスク

内部見学できる大きめのモスクです。ブルカを借りられます。

要塞(Yellow Bastion)

サラエボの街全体が見渡せる要塞で、坂道はキツイですが素晴らしい絶景に出会えるので是非登って訪れたいスポットです。

また、要塞に登る途中にはサラエボの各所で見かけるお墓を見ることができます。
内戦のとき、お墓の場所が間に合わず斜面の空き地などに埋葬していたそうです。

沢山の墓石が圧巻

バシチャルシアから歩いて15~20分ほど登ると、要塞に辿り着きます。こんな感じで眺め最高です。是非訪れてみてほしいです。

サラエボの街を見渡す要塞

隣にあるカフェからの景色も素敵です。

眺めも良いですし、木の温もり感ある素敵な座席で落ち着きます。

外観はこんな感じです。写真左奥の通路を進んで奥の座席に座りましたが、多分そっちの方が景色が良いです。

ラテン橋

サラエボは様々な歴史があります。

第一次世界大戦のきっかけになったサラエボ事件の現場となった橋です。

そんな事件があったことは忘れてしまったかのように平和に佇んでいました。

サラエボ・ローズ

内戦時に射撃で亡くなった人のメモリアルが街中に多数存在します。コンクリートに窪みができるので、そこに赤いレジンを流して固めています。

射撃の結果、コンクリートが窪むなんて・・・。亡くなられた方を思うと何とも言えない気持ちです。

サラエボのグルメ

ボスニアン・コーヒー

フィルターはなくコーヒーの粉が下に沈んだ上澄みを飲むのがボスニアンコーヒー。ベトナムコーヒー流の飲み方ですね。

左に写っている砂糖のようなものはロクムターキッシュディライトとも言われるやつです。単品ではめちゃ甘いので苦手ですが、苦いボスニアン・コーヒーには相性ピッタリ

通りに面したカフェのテラスでいただきました。※位置を忘れたか別のテナントに変わったか汗、分かり次第追記していきます。

チェバビ

内陸ボスニアならではの肉肉しいグルメ。ピタパンにひき肉をソーセージ状に丸めて焼いたものと玉ねぎのみじん切りを挟んでいます。

脂身は少なく、とにかく肉の味がします。(笑)
ペッパーが効いているかな。素晴らしいのはチェバビとヨーグルトドリンクを注文して7EURくらいだったので、サラエボは本当に物価が安い。

サラエボは山間で水が綺麗なため、玉ねぎの辛味が少ないそう。そもそも過熱しない玉ねぎが苦手な私にとっては多少辛いと感じましたが、美味しくいただけました。

チェバビと一緒にいただくのは、ヨーグルトドリンクがおすすめです。酸味がガツンとくるドリンクです。飲むヨーグルトから甘味を除いて酸味をより強くした感じです。ビールで肉肉しいグルメを流すのも大いにありですが、ヨーグルトドリンクも一気に脂を流してくれる感じがします。

ホテルのドライバーとおしゃべりしてて、オススメされたお店でいただきました。地元客ぽい方も結構いました。

ブレク

小麦のパイです。
もちもちして腹持ち良さそうなローカルフード。チーズ入りのものをオーダーしてみました。多分クリームチーズなので、酸味が爽やかに効いていました。

サラエボ滞在におすすめの宿

旧市街から歩いてすぐのロケーションにあるHotel VIPに滞在しました。

内装も新しくて清潔です。
そんなに大きくないホテルですので、宿の方もアットホームな感じで、共用部で会うとお喋りしたりしてました。

一人旅は自由気ままで好きですが、時には人と話したいので、こういう宿はありがたいですね。

Booking.comから予約したらタクシーでの空港送迎込みでした。

サラエボは居心地良い街?

滞在中何度もサラエボは居心地がよい街だなあと思いました。その居心地の良さは何からくるのだろうと考えてみました。

色々な場所に旅すると、観光客スレした人々に辟易する場面も出てくるではないでしょうか。

でも、サラエボにはそれをほとんど感じませんでした。もてなしとかを超えた素朴な人の暖かさを感じてホッとする場面が滞在中何回もありました。この街にいると、他の街で感じるような観光客だから歓迎されているとは異なる純粋な歓迎を感じます。

サラエボは旅慣れた人にもそうでない人も楽しめると思いますが、特に旅慣れた人にとっては新鮮に映るのではないかなと思っています。

以上、サラエボのご紹介でした。最後まで読んで下さりありがとうございました!
この記事を読んで、サラエボに興味を持って下さったら嬉しいです。

訪れる際はご参考にして頂ければ幸いです。

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