こんにちは、Shimacoです。
ドイツの他のどの街とも異なる顔を見せてくれるベルリン。
ベルリンは大戦、また、その名残としての東ドイツの歴史が垣間見れる唯一無二の場所と思います。旧東ドイツの名残りもあり、共産圏のような無機質な印象を与える場所もあり、それもまた味の一つのような気がします。
ドイツ旅行中にそんなベルリンを訪れたので、記事にしてみました。
アクセス
ドイツの主要都市、フランクフルトやミュンヘンからDBでアクセスできます。ただし、フランフルタから5時間弱、ミュンヘンからも4時間と、ちょっと時間掛かるので、国内線の利用もおすすめです。
わたしはケルンからベルリンに飛行機で移動しました。easyjetで片道€23と、ほぼ高速バスみたいな価格で利用できました。
吹けば飛びそうな名前のLCCだけど、手荷物はサイズのみ制限で重量制限がないのが良いところ。
2019年8月当時は、ベルリン市内にバスで10分と近いベルリン・テーゲル空港に到着したのですが、ベルリン・ブランデンブルク国際空港の開港により、テーゲル空港は2020年11月8日に閉鎖されました。
六角形の形をした無骨な建物で、かなり印象的だったので残念です。
共産趣味ぽくてイイ味出してたんですよねえ。
しかも、ベルリン・ブランデンブルク国際空港はかなり離れちゃって利便性では…ベルリン中央駅からは電車でおよそ40分から60分掛かるようです。市内アクセスはあまり良くないですね。
フランクフルト等、DBで移動した場合の所要時間が掛かる都市であれば、飛行機の方が時間的優位性ありそうですね。
ベルリン中央駅
ベルリン中央駅は、ベルリンや近郊観光や他の都市へ移動する際の拠点になります。駅には、スーパーや家電量販店、雑貨店があり、旅の前の支度に必要な施設が充実して使い勝手の良い駅でした。
シャワーもあるらしく、夜行列車で到着するとき便利だなぁと思いました。
家電量販店のMediaMarktは地上階?の入り口を入ってすぐのところにあって、とても便利でした。有楽町駅降りたらビックカメラがある、そんな感じです。ビックカメラよりは小さいですが。。
今回はカメラのバッテリー充電池を忘れてしまい、店員さんにおすすめを聞いたところ、Hamaというメーカーのマルチタイプのチャージャーを教えてくれたので、それを購入したのですが便利すぎて感動しました。あとでご紹介しますが、サイズ調整可能でどんなサイズのバッテリーにも対応できるスグレモノでした。
DDR博物館
生まれた頃にはドイツ統合してましたみたいなアラサー世代には馴染み薄い、東ドイツ共和国。東ドイツの暮らしを展示するユニークな博物館となっています。
チケットは大人1人€9.80。オンライン購入もできます。
とくに面白い展示は東ドイツ製の自動車トラバント。以前、プラハの春という小説を読んで、トラバントが登場していたのですが、目の前に登場すると何とも感慨深い。
国民車トラバントは納品まで15年かかったようで当時の生産能力の低さを表しています。ブリキのおもちゃみたい。
車に乗ることもできます。フロントガラスはシミュレータになっていて、東ドイツ時代の街の風景が映し出されます。子供たちに人気なので、ちょっと待ち時間ありますが是非体験してほしいです。
(よく考えたら営業時間21時までなので、夕方以降のんびり訪れるのが良いかもしれません。)
もう、限りなくコンクリート。笑
一般的な家庭のキッチン、リビングなど再現されていました。下記の写真は当時の化粧品とか日用品。キッチュな感じがたまりませんよね。
訪れる前に、東ドイツ時代~壁崩壊後を舞台にした映画『グッバイレーニン!』を観て予習すると、より一層盛り上がると思います。
ベルリンの壁、イーストサイドギャラリー
ベルリンといえば!ですよね。
アーティストが壁画をあしらっています。兄弟のキスが有名。ここだけ行列して代わる代わる写真撮ってます。
ベルリンはかつての東ドイツの首都であり、西ドイツ側の西ベルリンが飛び地のように東ベルリンに隣接しているという、なんともややこしい地形でした。
このため、ベルリンの壁も実は西ベルリンを囲うように存在していました。イーストサイドギャラリーは、ほんとにその一部が残されたものです。
ペルガモン美術館
トルコのペルガモンの出土品を展示した、ペルガモン博物館。
イシュタル門が印象的。イスラム美術館も併設されていて、民芸品の細工が素晴らしい。残念ながらゼウスの神殿は改修で見れませんでした。
激混みで予約必須なので、予約方法などは追記していきます。
でも、ベルリンにまた来る理由ができました。
グルーネヴァルト駅 Gleis17
ベルリン中央駅からSバーンで15分程、ベルリン市民にとっての憧れの緑豊かな住宅街にひっそりとある。
駅構内のGleis17の表示がある階段を上ると、かつてナチス支配下で、ユダヤ人が強制収容所輸送に使われた貨物用ホームが残されています。
ホームの縁には輸送日、人数、行き先が刻まれています。チェコのテレジーンやポーランドのアウシュビッツなどです。
徐々に輸送人数が減っていくのが、絶滅へのカウントダウンを見ているようで寒気がしました。
カイザーヴィルヘルム教会
紺碧のスタンドグラスが印象的。
こちらは再建された方。古い方は連合軍爆撃で破壊されたまま保存されています。
ここは映画『アトミック・ブロンド』にもちらっと映りました。多分。
チャックポイントチャーリー
チャックポイントチャーリーは東西ドイツの検問所だった場所。
5〜10€くらいの言い値を払えば兵士と写真撮ってくれる。
チャーリーが人の名前でなくて、チェックポイントCのコードネームらしくてなんかかっこよいですよね。
ベルリン、いかがでしたでしょうか。訪れる際には参考にしていただければ幸いです。
かなり印象の濃い街で、まだまだ書き切れていないことがあるんですが、追記していきます。