ギリシャ・アテネ、価値ある遺跡が街中に溶け込み、街全体がまるで遺跡のような街。

ギリシャ
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こんにちは、Shimacoです。

サントリーニからアテネに到着して第一印象は、吸い込んだ空気が「熱い」ということ。6月ですら気温は30度を超えており、乾燥した熱い空気を吸い込むと喉が熱くなりました。

アテネは徒歩圏内に遺跡が密集しており、周りやすいと思います。この記事ではアテネへのアクセス、遺跡の周り方や遺跡のフリーパス(パルテノン神殿+周辺遺跡の共通券)を紹介していきます。

※2021/06/19 リライト
ちょうど3年前の今頃はサントリーニで過ごしていたので、思い出し・調べながらリライトしています

アテネ中心地へのアクセス

まず、日本から直行便はないので、ヨーロッパの各都市等で一度乗り換えてアテネにアクセスします。
今回はエミレーツが9.6万円とお安く、ドバイ経由でアテネに到着しました。

Shimaco
Shimaco

今回の航空券はSurprice!(サプライス)で購入しました。丁度クーポンも配布されお安く購入できました!

アテネ国際空港からは、路線バスX95でアテネのシンタグマ広場へ。所要時間は40分で15~20分おきにアテネ空港を出発しています。価格は1人片道€6で、空港からはバス停近くの窓口で購入できます。

シンタグマ広場の目の前、ギリシャ国会議事堂

また、シンタグマ広場から乗車の場合は運転手から直接購入、もしくはキオスクや最寄りのメトロの券売機で購入できます。

一応時刻表載せておきます。夏季と冬季で異なるので注意が必要です。

https://www.airport-athens.com/bus.php

また、降車と乗車のバス停が少し離れるので、降車後にバスが停車するバス停を把握しておくのが良いと思います。

その他方面行きのルートも複数運行されていますので、中心地に行かない場合のルートや時刻表は、空港の公式サイトからバス会社のサイトにリンクしてますので、そちらを確認すると確実です。

宿泊したホテル

宿泊エリアとしては、地下鉄モナスティラキ駅周辺がシンタグマ広場や、パルテノン神殿などの主要観光地が徒歩圏内で便利なエリアだと思います。

ちなみにモナスティラキ駅・オモニア駅・シンタグマ駅を結ぶ三角エリアの内部はホテルの価格的は安いものの、治安が悪いので避けた方が無難だと思います。

私たちは、地下鉄モナスティラキ駅から徒歩10分の「ホテル・キモン」に宿泊しました。この便利な立地で1泊10,000円とお安かったです。

サントリーニでちょっと高いホテルに泊まったので、アテネではちょっと宿代を抑えました。ハード面の老朽化は否めませんが、立地と価格を考えると許容範囲だと思いました。あ、冷蔵庫があまり効いてなくてアイスが溶けた記憶があります。

ただ、このホテルで素晴らしいのは、屋上テラスからパルテノン神殿が眺められることです!
パルテノン・ビューのホテルは軒並み高いので、この価格帯でパルテノン・ビューはかなりお得感を感じます。※画像後日掲載します。

アテネ観光について

今回はアテネに2日滞在したのですが、結構観光できました。

・初日は朝にサントリーニから到着。考古学博物館に行き、ランチしたり部屋で昼寝の後、夜はモナスティラキ駅周辺のタベルナって感じのレストランでディナーしました。

・2日目は、パルテノン神殿+遺跡群巡りをしました。9:00頃から活動して、パルテノン神殿+遺跡群4つ巡って16:00前くらいでした(途中に朝食やランチを含みます)。

あと、パルテノン神殿+遺跡群巡りチケットは5日間有効なのでアテネにもう少し滞在できる場合は一気に回らないでちょっとずつ回るのも良いですね。

さらに1日滞在できるなら、メテオラを訪れることが可能かと思います。メテオラは電車で片道5時間で丸1日使いますが、空に浮かんだような修道院群は苦労して訪れる価値があると思います。

アテネ国立考古学博物館

アテネではパルテノン神殿と並んで外せないスポットだと思います。サントリーニから到着した日に行きました。
考古学博物館は、モナスティラキ駅から地下鉄で1駅のオモニア駅から徒歩10分。オモニア駅はちょっと猥雑感漂うエリアでした。

アテネ考古学博物館

アガメムノンのマスクなどの有名な作品が展示されており、有名な作品以外にもギリシャ全土からの出土品が沢山あり、ギリシャでも地方によって文様の違いを見るのも面白かったです。

チケットは1人€12冬季は半額になるようです。また15€の共通券(3日間有効)でアテネ・ビザンチン博物館等、複数の施設を見学することができます。時間がある方、歴史が大好きな方には必見です。

ところで、アテネの博物館とか遺跡って本当に安く見学できますね。。

パルテノン神殿

パルテノン神殿は、日差しをよける場所がないので、せめて・・・朝一がよいと思います。バッチリ暑いですけど。。逆に、夕方は日中にしっかり空気が予熱されて熱いので、恐らく朝よりシンドイのではと思います。陽が沈んだ後に、夜景を鑑賞しに行くのもありですね。
※営業時間:08:00から20:00 (最終入場19:30)。

パルテノンの坂を登りきって、チケット売り場周辺の売店でフローズンレモネードなどを販売していまます。わかってますね。。
坂を上るだけで結構体力使うのでちょっとした冷たい飲み物が欲しくなるが、水以外の飲み物は禁止なので注意が必要です。私はフローズン・レモネードを一気飲みして入場致しました。

チケットは入場口で購入します。2種類あり、

  • パルテノン神殿のみ(20EUR)
  • パルテノン神殿+周辺遺跡の共通券(30EUR)5日間有効

共通券では古代アゴラやハドリアヌスの図書館、ローマン・アゴラが見学できますので、是非共通券が付いた方を購入して遺跡巡りをしましょう。詳しい場所は下記のリンクを参照してください。

パルテノン神殿入り口を登り切った
イロド・アティコス音楽堂
地面がつるつるで結構滑ります
遺跡のパーツが無造作に置かれている
パルテノン神殿
横からの方が迫力を感じる

神殿見学のあとにおススメ、パワー・ブレックファスト

パルテノン神殿に向かう坂を利用したレストランが数軒ありました。行く途中に素敵な朝食を提供しているレストランがあったので、帰りに寄ってみます。

朝食のメニューは何種類かある

ザクロジュース、目玉焼き3個、ほうれん草のパイ、ナッツとハチミツたっぷりのギリシャヨーグルト。・・・お腹いっぱい。ちょっと残してしまった。

両面焼きの目玉焼き
ギリシャヨーグルトにハチミツ、ナッツの組み合わせは最高

ギリシャのザクロジュースは甘くて美味しい
ボスニア・ヘルツェゴヴィナで飲んだものは酸味が強くて、ほうれん草のシュウ酸のような風味もした。タイのザクロジュースはすごく甘かった。国ごとにザクロとかフルーツジュースの特徴を飲み比べしていくと面白いですね。

古代アゴラ

朝食でしっかりエネルギー補給したあとは、共通券で古代アゴラに行きます。民主政アテナイのアゴラだそう。アゴラは公共施設のある広場・市場で、市民交流の役割を担ったそうです。

パルテノン神殿の丘の下に位置している。

ヘファイストス神殿は、炎と鍛冶の神とされたヘファイストス(テセウス)を祭る神殿である。パルテノンと比べると状態がすごくきれいだけど、修復されたのかな?

ヘファイストス神殿

アッタロスの柱廊は、ペルガモン王アッタロスが寄付したものだそう(ペルガモンといえばベルリンを思い出す)。すごく状態が良いのだが、これは1950年代に再建されたようだ。内部は博物館になっているのだが、午後の暑い中で観光する元気が失せていたので見れていないので残念。

アッタロスの柱廊(外観)
アッタロスの柱廊
ギリシャ正教会

ハドリアンの図書館

カイロネイアの戦いでアテネが負けたのち、マケドニア配下になり、マケドニアがローマに敗れるとギリシャはローマの配下になりました。2世紀のローマ皇帝ハドリアンは図書館や水道橋などを建設したらしいです。

モナスティラキ広場に面している聖堂

ほぼ壊れているのだけど、それもまた風情あり。

円柱のある中庭?だった模様

ローマン・アゴラ

ハドリアヌスの図書館から歩いてすぐのローマン・アゴラ。先ほど見た古代アゴラが手狭になったために建設されたとされているアゴラです。

過去はどんな姿だったのでしょう。

ゼウスの神殿

前6世紀ごろ、アテナイのペイシストラトスが、ゼウスの神殿の建設を始めたが、完成はローマ皇帝ハドリアヌスの時代だったと言われています。
後5世紀ごろに、東ローマ帝国皇帝テオドシウス2世がキリスト教以外の神を祀ったゼウス神殿を否定し神殿は破壊され石材は周辺のキリスト教の聖堂の建築に再利用されたようです。

さて、こんな感じで充実したアテネ滞在を過ごせました。また、レストラン・カフェ情報等を追記していきます。

この日は夜便で日本に向けて出発なのですが、疲れたのもあり早めに空港に向かいます。

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この記事を書いた人
shimaco

旅を愛し旅に生きる33歳女子。
37か国/国内47都道府県を旅しました。
「自分の足で歩く」のが好きで、ほぼ全て個人手配です。
「個人で旅をしてみたい。」そんな人の背中を押すような情報をお届けします。
直近の旅はモロッコ、イギリス、オランダに行ってまいりました。順次記事更新していきます。

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